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世界の夜は明るくなっている


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東京の西側(奥多摩、青梅、あきる野など)に住んでいる人は、夜に空を見上げると東の空が薄明るく見えるということを経験したことがあるかもしれない。東には何があるのか?新宿など日本最大の眠らない街たちである。これらの街の発する光が、東京の西側に住んでいる人たちにも見えているのである。

最近はLEDの普及で、夜間の地球が明るくなり、明るい領域がさらに拡がっているらしい。

1. ドイツ地球科学研究センターによる研究

ドイツ地球科学研究センター(GFZ)のクリストファー・カイバ氏をリーダーとする国際的な研究の成果が、2017年に米科学誌「Science Advances」に発表された。内容は、夜間の地球の人口照明による明るさが2012年から2016年までの間でどのように変化したのかを、人工衛星の観測データから詳細に調査したというものだ。結果は、毎年1.8%の割合で全体の光量が増加しているだけでなく、毎年2.2%の割合で明るい領域自体が拡がっていることがわかった。これは、安易かつ高寿命なLEDが開発されたことで、人工照明の設置が地球規模で進んでいることがおもな理由と考えられる。

2. 明るくなって何が問題なのか?

まず人間の健康面から考えると、夜間でも消えることのない光は人間の体内時計を狂わせて、睡眠障害をはじめとする様々な障害の発症リスクを高めるといわれている。また、動植物の生態にも影響を与えているといわれている。例えば、ある種のウミガメは出産の際に月の光の増減など感知して出産をするかどうか決めていると言われているが、すでに人工の光によりウミガメの出産に関するスケジュールやリズムなどが狂わされており、様々な変化が報告されている。このような人工の光により生み出された悪影響をまとめて光害ともいう。

3. 解決策

解決策としては、LED照明を適切に設計することで、使用者にあまり違いを感じさせることなく、電球から無駄に放出される光の量を減らすことができる。研究を率いたカイバ氏も、光害を削減しながらエネルギーを節約することはもちろん可能だと述べている。ただし、節約されたエネルギーが光源を増やすために使われないことが条件だ。

4. 個人的には

ぶっちゃけ光害なんて気にするだけ無駄だと思う。実際、私たちの生活はもはや明かりなしでは成立しないわけだし。まあ、他の生物に影響を与えているというのは気にするべきことだが、それよりも他の河川の汚染問題などの方が生物に与える影響としては大きいので、総合的に大きく気にする問題ではないと思う。

参考記事

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/112800131/

ニュートン 2018年 3月号

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